アイルランドで、日本人とアイルランド人が国際結婚する手続き

アイルランド結婚手続き

【免責事項】

このページに記載された情報は正確に記載するよう心がけておりますが、予告なく変更されたり誤りを含む場合があります。

 

ご参考程度にとどめ必ず最新情報を当該国の官憲にお問い合わせのうえ行動してください。


Ⅰ ガイド

もし貴方が登録事務所又は他の公認された場所において民事婚で結婚をされる場合、結婚予定地の民事婚の登録事務官に連絡して下さい。貴方が宗教婚によって結婚される場合には、手続きの詳細についての情報を得るために宗教の権威者に連絡してください。

 

2007年11月以降、結婚を希望するカップルは結婚希望日の少なくとも3か月前までに登録官に結婚の意向を知らせる必要があります。

 

婚姻に障害がない場合、登録官はあなたに結婚登録書(MRF)を発行します。この書面は貴方に結婚を許可するものです。

 

婚姻の儀式の前に、あなたはこの書面(MRF)を、婚姻成立を宣言する人物に手渡す必要があります。

婚姻の儀式が行われた後速やかに、MRFには結婚の両当事者が署名し、2名の証人も署名し、婚姻宣言者も署名します。

Ⅱ 登録

民事婚でご結婚された場合、結婚の儀式を執り行った登録官が儀式後速やかにMRFに記載された情報とともに結婚の事実を登録します。

宗教婚の方法でけっこんされた場合には1か月以内に結婚の登録を受けるため登録官にMRFを提出します。

提出先の登録官はMRFを発行した人物と同じである必要はありません。

 

もし完成したMRFがMRFに記載された結婚希望日から数えて56日以内に登録官のもとに戻ってこなかった場合には、

登録官は通知受領日から数えて14日以内にMRFを返却するように要求する通知を出します。

あなたがこの要求に従わない場合は、登録官は特定の日を指定してMRFを持参して登録官事務所に出頭するように要求できます。

登録官に会った際、完成したMRFを渡すことができなかった場合には、あなたにはさらに14日の猶予が与えられます。

 

婚姻登録が完了するまでは結婚証明書を取得することはできません。

 

貴方が所持している外国の結婚証明書はご自身が既婚者であることを証明する証拠としてアイルランドで公的に使用することが通常は可能です。

証明書が外国語で記載されている場合には、公的な翻訳または指定翻訳機関による翻訳を提出する必要があります。

Ⅲ 必要な情報

結婚証明書を申請する者の詳細

・申請者の氏名

・郵便番号

・電話番号

 

要求された結婚証明書の当事者の詳細

・当事者の氏名

・PPS番号(知っていれば)

・結婚日

・結婚した場所

Ⅳ 手続き

結婚証明書を取得するためには、新郎新婦の氏名、結婚日、結婚した場所を特定した上で結婚登録官に請求します。

・手渡し

申請用紙を記入して公共施設で渡す

 

・郵便

申請用紙に記入して民事登録事務所に郵送します。

 

・FAX

申請用紙に記入してFAXします。

行政書士 佐久間毅(さくま・たけし)

東京都出身。慶應義塾志木高等学校慶應義塾大学法学部卒。高校在学中に米国コロラド州のイートンでホームステイ。大学在学中は、他大学である上智大学の国際法の権威、故・山本草二教授の授業に通い詰める。大学卒業後は民間の金融機関で8年間を過ごし、現在は東京・六本木でビザ専門のアルファサポート・行政書士事務所を開業。専門は入管法、国籍法。執筆サイト:配偶者ビザほか多数。